内内、内外、外内とは?
こんにちは!ゆる特許です。
今日の話題は、これから特許事務をはじめたいと思っている方に向けてとなりますが、特許事務の仕事分担としてよく聞くことになる、「内内」「内外」「外内」という言葉について説明します。
*「内内(ないない)」とは、日本の出願人が日本の特許を取得することをいいます。「内→内」の流れで、図では赤色の線で示してあります。
*「内外(ないがい)」とは、日本の出願人が外国の特許を取得することをいいます。「内→外」の流れで、図では青色の線で示してあります。
*「外内(がいない)」とは、外国の出願人が日本の特許を取得することをいいます。もうお分かりかと思いますが、「外→内」の流れで、図ではオレンジの線で示してあります。
出願人は1つの発明に関して、自国だけでなく、他国の特許も取得することができます。こうやって見てみると世界中で特許取得が行われており、特許事務として関われると思うとワクワクしてきますね!
特許事務もこの3パターンのどの部分を担当するかによって、必要な知識も変わってきます。
「内内事務」や「外内事務」は、日本特許庁に対する手続きを担当することになるので、特許法を勉強する必要があります。加えて、外内事務は、海外の代理人とのやりとりが発生するため、英語が必要となります。
「内外事務」は、日本の出願人が外国の特許を取得する手続きを担当することになるため、それぞれの国の法律を勉強する必要があります。基本的な特許取得の流れは、どの国も大きく変わりませんが、期限が異なっていたり、その国独自の手続きがあったりします。また、外内事務と同様に、海外の代理人とのやりとりが発生するため、英語が必要となります。内外事務のことを外国事務とよぶこともあります。
どの部分を担当するにしても、それぞれ大変さはありますが、やりがいも充分にある仕事といえますね。
ではまた。ゆるゆる〜。